8/4-8/19 帰省しました。
家内の実家の車庫に、役割を終えて止ったままになっている『柱時計』があります。
田舎では、しげ爺の時間もゆっくり流れていますので、修理をすることにしました。
慎重に長針、短針をはずし、文字盤を外します。
真鍮色をした歯車が整然と組み込まれています。
振り子を揺らすと、しばらくは「こつ、こつ」と動きますが、すぐに無音になり、止ってしまいます。
こんな時には「クレ556」。
歯車に少しずつ吹き付けました。
1時間ほど動きますが、また、休止です。
繰り返すうちに、油が馴染んできたのか、止るのが1日1回までになりました。
1週間ほどの準備運動で、やっと柱時計は目が覚めたようで、休むことなく動き続けています。
不具合は、「ぼぉん、ぼぉん」と鳴る時報です。
ストッパーがうまく機能していないのか、時々、30回ほど鳴り続けることがあります。
とても、いい音なんですが・・・
下の mp3 Player で、懐かしい「柱時計の音」をお聞きください。
文字盤が汚れていたので、濡れ雑巾で掃除しました。
なんと、文字盤の数字が消えるではありませんか!!!
物を大切にする義母が、水性マジックで、薄くなってきた数字を上書きしてあったようです。
亡くなった義母は、何にでも入手した日付を記入する癖がありました。
どこかに書いてあるだろうと調べてみると、扉の裏に記入されていました。
「30.6.10」
1955年6月10日です。
家内の話によると、新しい家に引っ越した時に、おじさんから贈られた記憶があるそうです。
大切にすると半世紀を越えて動き続けるものなのですねぇ。
次の帰省では、時報の修理をすることにしよう。
それまで『おやすみ』ということで、振り子を止め、田舎を後にしました。 (^_^)/~
大井松田-横浜町田間、30km の渋滞が起きるのも知らないで・・・
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