CGI実行環境 ActivePerl 5.8 のインストールと設定。

ポイント

Windows用のActivePerlは、「Windows Installer」でインストールできる「MSI形式」で配布されています。
ログインユーザー名が日本語の場合、インストールに不具合が生じます。
今回は、Movable Type に合わせて、インストール場所を C:/usr/ に変更しました。
Doccumentが htmlで generateされますが、不要にするとインストール時間が短くなります。

ダウンロード

それでは実際の手順を掲載します。
画面の下に、その画面の説明を記載しています。
それでは、まず、パッケージのダウンロードからです。

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  • ActivePerl の「Download」をクリックします。
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  • 入力はオプションです。そのまま「Continue」をクリックします。
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  • 「ActivePerl 5.10」では、他のソフトとの整合性が確認できませんでした。
    「ActivePerl 5.8.8.822 for Windows(x86)」の MSI をクリックします。
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  • 「保存」をクリックします。
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  • 適当な場所を指定してください。ファイル名はそのまま。
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  • 私の環境では、ダウンロードに要する時間は3分10秒でした。
    [閉じる]をクリックし、ダウンロードは完了です。

インストール

続いてインストールです。

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  • 保存した msiファイルをダブルクリックし、インストールを開始します。
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  • [実行]をクリックします。
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  • [Next >] をクリックします。
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  • [I accept the terms...]を選択し、[Next >] をクリックします。
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  • [Browse]をクリックし、インストール場所を変更します。
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  • デフォルトでは、インストール場所は C:\Perl\になっています。
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  • 今回は、Movable Type に合わせて、C:\usr\に変更します。
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  • Documentation と Examples は不要ならばインストールしなくてもOK。
    [Next >] をクリックします。
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  • そのまま、[Next >]をクリックします。
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  • [Install]をクリックして、インストールを開始します。
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  • インストール中は進捗状況を表示する画面が表示されます。
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  • [Finish]をクリックします。
    これで、ActivePerl のインストールは終了です。

CGIの稼動確認

ActivePerl インストール後、「CGIの実行場所でCGI(.cgi .pl)が実行可能」か、確認を行います。

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  • ソフトウェアのインストール場所およびホームページの保存場所(ドキュメントルート)とCGIの実行場所は、上図のとおりです。
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  • [Program Files][Apache Software Foundation][Apache2.2][cgi-bin]にある「printenv.pl」を、「C:/WWW/cgi-bin」にコピーします。
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  • 「printenv.pl」をテキストエディタで開きます。
    赤丸の部分を下図のように変更します。
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  • 先頭行の perlのパスをサーバーの環境に合わせて書き換えます。
    text/plain を text/html とします。 改行を追加します。
    変更後の「printenv.pl」を上書き保存します。
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  • ブラウザを起動し、http://localhost/cgi-bin/printenv.plと入力してみましょう。
    上記画面の表示があれば、CGIの実行場所で正常にCGIが動作しています。

Perlモジュールのインストール

Movable Type は、Perl言語でプログラミングされており、データベースに各種情報を記録しています。
ところで、Perlからデータベースにアクセスするためには、モジュールをインストールする必要があります。
DBIモジュールとDBDモジュールです。
DBIモジュールは、データベースに依存しない処理モジュールで、DBDモジュールは、各データベースごとに存在します。
ActivePerl 5.8では、インストールの段階で、DBIモジュールはすでにインストールされています。
以下で、DBDモジュールを追加インストールします。

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  • コマンドプロンプトを起動し、「ppm」と入力します。
fig-perl42
  • 別画面で、「Perl Package Manager」(ppm)が立ち上がります。
    DBIモジュールがインストールされていることが確認できるはずです。
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  • [View]メニューから、[All Packages]を選択します。
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  • スクロールして「DBD-mysql」を探してください。
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  • 「DBD-mysql」を選択し、[Action]メニューで[Instaa DBD-mysql...]を指示します。
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  • [File]メニューから、[Run Marked Actions]を指示します。
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  • [OK]をクリックします。
fig-perl48
  • 「DBD-mysql」が追加インストールされました。
以上で perl のインストールと設定は終了です。
お疲れ様でした。

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