DBサーバー MySQL 5.0 のインストールと設定。

ポイント

Windows用のMySQLは、「Setup.exe」ファイルで配布されています。
今回は、インストール場所を変更しました。
MySQL への認証問題への対応が必要となります。(後述)

ダウンロード

それでは実際の手順を掲載します。
画面の下に、その画面の説明を記載しています。
それでは、まず、パッケージのダウンロードからです。

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  • MySQL のサイトにアクセスし「ダウンロード」のページに入ります。
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  • MySQL Community Server の「Download」ボタンをクリックします。
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  • 「Windows」をクリックします。
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  • 「Windows ZIP/Setup.exe(x86)」の Download をクリックします。
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  • 「保存」をクリックします。
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  • 適当な場所を指定してください。ファイル名はそのまま。
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  • 私の環境では、ダウンロードに要する時間は20秒でした。
    [閉じる]をクリックし、ダウンロードは完了です。

インストール

続いてインストールです。

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  • 保存した zipファイルをダブルクリックし、解凍します。
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  • デスクトップに解凍された Setup.exe をクリックし、インストールを開始します。
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  • インストール準備が始まります。
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  • [Next >] をクリックします。
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  • インストールタイプを選択します。
    「Typical」が標準的なインストール、「Complete」はフルインストール、「Custom」はインストールするものを選択する場合です。
    今回はインストール先を指定したい為に「Custom」を選択しました。
    選択後に[Next >]をクリックして下さい。
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  • [Change...]をクリックして、インストール場所を指定します。
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  • Cドライブにインストールする新規フォルダを作成します。
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  • 名前を「MySQL」とし、[OK]をクリックします。
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  • [Next >]をクリックします。
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  • [Install]をクリックして、インストールを開始します。
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  • インストール中は進捗状況を表示する画面が表示されます。
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  • [Next >]をクリックします。
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  • [Next >]をクリックします。
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  • [Configure the MySQL server now]を選択し、[Finish]をクリックします。
    続いて MySQL の設定画面となります。次の設定で説明します。

設定

mysql の設定を行います。

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  • MySQL の設定画面です。[Next >]をクリックします。
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  • コンフィギュレーションのタイプを選択します。
    今回は「Detailed Configuration」を選択しました。
    指定が終われば、[Next >]をクリックします。
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  • MySQLをインストールするサーバの種類を選択します。
    今回はサーバー用のPCにインストールするため「Server Machine」を選択しました。
    指定が終われば、[Next >]をクリックします。
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  • MySQLで主に使用するデータベースを指定します。
    今回は「Multifunctional Database」を選択しました。
    指定が終われば、[Next >]をクリックします。
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  • InnoDBデータベースのデータファイルをどこに置くかの指定です。
    今回はデフォルトのままです。
    指定が終われば、[Next >]をクリックします。
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  • 同時接続数の設定です。
    今回はシビアではないので、「Decision Support(DSS)/OLAP」を選択しました。
    指定が終われば、[Next >]をクリックします。
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  • 図のように選択し、[Next >]をクリックします。
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  • 図のように選択し、[Next >]をクリックします。
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  • Service Name は MySQL としました。
    図のように選択し、[Next >]をクリックします。
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  • 管理者である「root」アカウントのパスワードの設定です。
    確認のため同じパスワードを2回入力します。
    セキュリティのため Anonymous Account は作成しません。
    指定が終われば、[Next >]をクリックします。
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  • 最終確認です。問題が無ければ[Execute]をクリックします。
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  • 上記の画面が表示されれば初期設定は完了です。
    [Finish >]をクリックし画面を閉じます。

Movable Type で MySQL を使用するための準備

Movable Type(MT) をインストールするまえに、MT からデータベースを利用できるようにしておく必要があります。
設定したデータベース名、ユーザー名、パスワードは、MT のインストール時に使用します。

ここでは、MT 用のデータベースの作成とユーザーの登録を行います。

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  • [スタート][すべてのプログラム][アクセサリ]から[コマンドプロンプト]を起動します。
    mysql -u root -p [ENTER]と入力します。
    Enter passwoer: と root のパスワードを要求されます。
    MySQL の設定で指定した root のパスワードを入力します。
    Welcome to MySQL monitor. と表示され、root でログインできました。
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  • MT 用のデータベースの作成します。
    ここでは、データベース名を「mt」としました。
    上記画面の@で例示するように、create database mt; と入力します。
    Quary OK. と表示されれば、コマンドが正しく実行されました。
    ※ mysql のコマンドは「;」で終わることを覚えておきましょう。
  • MT 用のユーザーを登録します。
    ここでは、ユーザー名を「mtuser」、パスワードを「mtuser」としました。
    上記画面のAで例示するように、
    grant all privileges on *.* to mtuser@localhost IDENTIFIED by 'mtuser';
    と入力します。
    Quary OK. と表示されれば、コマンドが正しく実行されました。
  • データベース名、ユーザー名、パスワードは記録しておきましょう。
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  • ここで、特別な対応を行います。
    MySQL のユーザー認証への問題解決で、これを忘れると、MT インストール時に、MT から MySQL にログインできません。
  • root でログインします。
    上記画面で例示するように、
    use mysql; と入力、データベースを変更します。
    UPDATE user SET Password = OLD_PASSWORD('パスワード') [Enter]
    -> WHERE Host = 'ホスト名' AND User = 'ユーザ名'; [Enter]
    Quary OK. と表示されれば、コマンドが正しく実行されました。
    続けて
    mysql> FLUSH PRIVILEGES; [Enter]
    Quary OK. と表示されれば、コマンドが正しく実行されました。
以上で MySQL のインストールと設定は終了です。
お疲れ様でした。

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