WWWサーバー Apache 2.2 のインストールと設定。

ポイント

Windows用のApacheは、「Windows Installer」でインストールできる「MSI形式」で配布されています。
インストールに関しては、ほぼ、デフォルトで問題ないでしょう。

ホームページの保存場所(ドキュメントルート)とCGIの実行場所について理解し、ディレクトリの設定をしておくといいでしょう。

ダウンロード

それでは実際の手順を掲載します。
画面の下に、その画面の説明を記載しています。
それでは、まず、パッケージのダウンロードからです。

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  • 日本Apacheユーザ会のサイトにアクセスします。
    右サイドメニュー「ダウンロード」のページに入ります。
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  • 表示されたサイト一覧からftpサイトを選びます。
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  • スクロールダウンします。
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  • 真ん中あたりの「ディレクトリ binaries」をクリックします。
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  • 続いて「ディレクトリ win32」をクリックします。
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  • 最新版の「apache 2.2.8」のMSI形式をダウンロードします。
    これは「Windows Installer」でインストールできる形式です。
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  • [保存]をクリックします。
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  • 適当な場所を指定してください。ファイル名はそのまま。
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  • 私の環境では、ダウンロードに要する時間は35秒でした。
    [閉じる]をクリックし、ダウンロードは完了です。

インストール

続いてインストールです。

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  • 保存したファイルをダブルクリックします。
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  • [実行]をクリックします。
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  • [Next >]をクリックし、インストール準備を開始します。
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  • [I accept the terms...] を選択し、[Next >] をクリックします。
fig-ap15
  • [Next >] をクリックします。
fig-ap16
  • [Network Domein][Server Name]には、[localhost]
    [Adomin E-mail]には、ご自分のメールアドレスを入力します。
    [for All Users,on...]を選択し、[Next >] をクリックします。
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  • 通常のインストール「Typical」を選択し、[Next >]をクリックします。
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  • インストール場所はデフォルトのままとします。
    [Next >]をクリックします。
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  • [Install]をクリックします。いよいよインストールの開始です。
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  • インストール中は進捗状況を表示する画面が表示されます。
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  • [Finish]をクリックして、インストールの終了です。
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  • ファイアーウォール機能が働いている場合は、ダイアログが出ます。
    解除しないとWindowsのファイアーウォールが外部からのアクセスをブロックしてしまい、インターネット側とApacheが通信できません。
    [ブロックを解除する]を押してください。
    ウィルスチェックなどのソフトがインストールされている場合も、同様の警告がでますから解除してください。

稼動確認と再起動

続いて Apacheの稼動確認と再起動についてです。

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  • インストールが終了すると、デスクトップ右下に「Apache 稼働中のアイコン」が表示されています。
fig-ap32
  • この状態で、ブラウザを起動し、[localhost]または[127.0.0.1]と入力してみましょう。
    このような画面が表示されれば、Apache は正常に稼動しています。
    この画面は、Apache がインストールされたディレクトリの htdocs にある「index.html」が表示されたものです。
    Apache のデフォルトの DoccumentRoot は、htdocs に設定されているからです。
fig-ap33
  • なんらかの理由で、Apache の設定を変更した場合には、Apache の再起動が必要です。
    その場合は、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Apache HTTP Server 2.0」から行ってください。

設定

最後に、Apache の設定を行います。

fig-ap41

  • Apache の設定は、「httpd.conf」で行います。
    このファイルはテキストファイルですから、お使いのテキストエディタで編集することができます。
    なお、念のためにオリジナルの「httpd.conf」ファイルを「別名」で保存しておくと安心です。
fig-ap42
  • 私のサーバーのディレクトリは上記画像のとおりです。
    パーティションDに「WWW」を作り、その下に二つのフォルダを作成しました。
    「cgi-bin」:cgiの稼動環境
        →このディレクトリ配下でcgiが実行可能。
        →Movable Type は、ここにインストールすることになる。
    「html」:ルートディレクトリ
        →このディレクトリの下がインターネットに公開される。
    以降で、この設定を「httpd.conf」に書き込みます。
fig-ap43
  • 「httpd.conf」をテキストエディタで開きます。
    左の数字は、行番号です。
    ServerRoot は、デフォルトのままにしておきます。
fig-ap44
  • DoccumentRoot は、「C:/WWW/html」に変更します。
    # でコメントアウトしてあるのが、デフォルトの設定です 。
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  • もう一箇所、DoccumentRoot を、「C:/WWW/html」に変更します。
    # でコメントアウトしてあるのが、デフォルトの設定です 。
fig-ap46
  • cgiの実行環境の変更です。
    # でコメントアウトしてあるのが、デフォルトの設定です 。
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  • cgi-script を有効にします。
    同時に、.pl も、cgi-script として追加登録します。
  • 編集した「httpd.conf」を保存します。
  • 変更を反映するために、Apache を再起動します。(前述:稼動確認と再起動)

変更後の確認

  • 設定した DoccumentRoot に、テスト用の「index.html」を作成し、ブラウザで「localhost」と指定します。
    テスト用の「index.html」が表示されればOKです。
  • cgi環境のテストは、後ほど説明する「ActivePerl」のインストールが終了した時点で行います。
以上で、Apache のインストールは完了です。
お疲れ様でした。

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