映像配信のために自宅サーバーを立ち上げる

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自宅サーバーの運用

我が家の映像(動画)配信用自宅サーバーの運用をご紹介します。

≪17時58分に自動起動≫
我が家のサーバーは、夕方6時前になると自動で電源が入り、目覚めます。
そうなった経緯と、その仕掛けは以下のとおりです。

Yokohama しげ爺のホームページが、ASAHI-netの無料ホームページサービスで、24時間・365日稼動していることはすでに述べたとおりである。
自宅サーバーの守備範囲も、すでに稼動しているホームページとの関係から、映像(動画)配信とすることも決定している。
サイト訪問者も増え、コンテンツ制作が起動に乗った暁には、自宅サーバーの24時間・365日稼動も考える必要はあるが、現状では、そこまでやるのはやりすぎである。
ホームページのカバーページに、映像(動画)配信の時間を掲示しておくことで十分であろう。

そうなると、困った問題が発生する。
誰が定刻にサーバーを「起動」させ、また「終了」させるのか?

インターネットで「パソコン自動起動」で検索してみた。
「BootTimer」というフリーソフトの記事が目に入った。
閲覧すると、まさにやりたいこと、そのものであった。
言われてみればもっともなことである。
オペレーティングシステムがシャットダウンしたあとも、バッテリーから給電されて静かに眠っているBIOSのPC自動起動機能でパソコンを目覚めさせるのである。
納得!!

BIOSによっては、対応していないものもあるらしい。
「神は自らを助けるものを助ける」。
幸い、自作2号機のマザーボードのBIOSは対応していた。

早速、実験開始。
といってもたいしたことではない。
BIOSが立ち上がった瞬間に、「Del」ボタンを押し、BIOS設定画面に入り、今から5分後に起動させるように設定して立ち上がるのを待つのみ。
時間になると、「ブチン」と電源が入り、BIOSが立ち上がった。

こんな経緯で、17時58分に「自宅サーバー」が立ち上がります、

≪起動直後にDynamicDNSサービス自動更新ソフトを動かす≫
ASAHI-netの光withフレッツコースでは、固定IPアドレスサービスがあり、特定のグローバルIPアドレスを、標準で1つ利用できます。
固定IPアドレスサービスを利用すれば、ここでの対応は必要ないのですが、なんでもやってみようのしげ爺は、あえて利用せず、無料DynamicDNSサービスで自宅サーバーを運用しています。
DynamicDNSサービスにIPアドレスを登録する作業は、普通はマニュアルで行うのですが、無精者のしげ爺は、DynamicDNSサービス自動更新ソフトをサーバー起動時に動かして対応しています。
無料DynamicDNSサービスでは、IPアドレスの変更が行われた場合、それが反映されるまでには少し時間がかかりますが、まぁ、一日4時間の運営ですから我慢しています。
本格的な運用になれば固定IPアドレスサービスを利用して対応するつもりです。

しげ爺が利用している
「DynamicDNSサービス」は、Dynamic DO!.jp
「DynamicDNSサービス自動更新ソフト」は、DynamicDNS Client DiCE

≪起動直後に前日分のログ分析≫
かって、UNIXの世界にかかわったこともあり、今回の Windowsサーバーを立ち上げる前に、Linuxでサーバーを立ち上げ遊んだことがある。
Linuxの世界では、ログ分析の定番ソフトといえばWebalizerであろう。
最近では、そういったLinuxの定番ソフトが、Windowsの世界でも利用できるようになってきた。
自宅サーバーでも迷わずWebalizerをインストールした。

Windowsのスタートアップに Webalizerが登録してあり、起動と同時に前日のログ分析が行われ、分析レポートが参照できるようになっている。
しかし、分析レポートはあくまでダイジェストですから、Apache のログを直接見ることは多いです。

≪22時05分に自動シャットダウン≫
定時起動に成功したので、次は、定時シャットダウンである。
シャットダウンは通常のアプリケーションの世界なので、多くのフリーソフトが出回っている。
検討の結果、Textexさん作成の「WinDownList」を使用させていただくことにする。感謝。
特徴は、シャットダウンスケジュールを簡単に管理できることです。
このソフトにより、自宅サーバーは毎日22時05分にシャットダウン処理に入ります。

以上が、映像(動画)配信を担う「自宅サーバー」の運用です。

ところで、自宅サーバーを運用する上では、セキュリティ対策が重要です。
今回は説明しませんでしたが、このテーマは、ネット上で多くの識者が解説しています。必ず、お読みになることをお勧めします。
機会があれば、解りやすいサーバーセキュリティの報告書も掲載します。
乞うご期待!

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