映像配信のために自宅サーバーを立ち上げる

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自宅サーバーの立ち上げ

自宅サーバーの立ち上げには何が必要となるのか。
我が家の事例をご紹介します。

≪パソコン≫
どういう訳か、我が家にはデスクトップパソコンが2台ある。
自作の虜(とりこ)になった一時期があり、Intelの戦略に踊らされ、より速くを実感したかったのだ。
最新のマシンは「自作3号機」であり、サーバーに使うのは「自作2号機」のほうである。
ちなみに「自作1号機」のパーツは、すでに「Sofmap」に買い取られている。

[自作2号機のハードウェア仕様]
 CPU : pentium 4 1.6AGHz
 MEM : DDR226 PC2100 256MB+512MB (Non Brand) ※1
 HDD : Maxtor D740X-6L040L2 IDE 40G 7200rpm
       IBM DJNA370910 9.1G 7200 9.0ms 2MB
 M/B : GIGABYTE GA-8IRXP Intel 845
 GPU : Diamond Multimedia Viper V770 32MB AGP

自作2号機を作ったのは、2002年の4月である。
すでに5年が経過しているが、まだまだビデオの編集もできるパワーを持っている。
しかし、最新OSの Windows Vistaのハードウェアの要求には、少々足りないものがある。
そんなわけで、デスクトップPCからサーバーPCに用途を変えることにした。

※1 ハイビジョン映像の配信実験にあたり、たまたまSofmapで
   見つけたメモリー 1GBを搭載しました。
   現在は、MEM : DDR226 PC2100 1GB+512MB (Non Brand)

≪プロバイダ≫
我が家は、CATV(ケーブルテレビ)が運営するインターネットサービスを利用していた。
2005年10月、NTTのBフレッツがリーズナブルな価格で利用できるようになってきたのでインターネット環境を見直すことにした。
決め手になったのは、自宅サーバーが運用できるかどうかであった。
利用していたCATVでは、自宅サーバーの運用が「禁止」されていたのだ。
速度もこれからのネット社会において、速いにこしたことはない。
CATVで利用していた「プレミアムコース」では、下り最大30M、上り最大2Mであった。
Bフレッツでは、最大通信速度下り・上り100Mbps(ベストエフォート型)であった。
WEBサーバーを運用する場合、閲覧者に向けて情報を送り出す上りの速度も速くなくてはならない。
ASAHIネットの「光 with フレッツホームコース」を利用することにした。
ご参考までに、「光 with フレッツ」のサービス内容は下記から。



≪ドメイン名≫
インターネット上で、コンピュータ同士が通信するには、お互いのアドレスが必要になります。
IPアドレスというものです。( 例:192.168.1.100 )
このアドレスは、全世界で「唯一無二」のものです。
このアドレスを指定して、相手のコンピュータと話をするわけですが、数字の羅列であまりにも味気ないものです。もう少しなんとかならないものでしょうか。
そこで考えられたのがDNS(ドメイン・ネーム・システム)というものです。
数字の羅列を、記号に読み替えるものです。
     ( 例:192.168.1.100 ⇔ sokayama.ddo.jp )
ドメイン名を指定することで、相手のコンピュータと話をすることができます。
記号に意味を持たせることにより、ドメイン名をみればどこのコンピュータと話をしようとしているのかがわかります。
我が家には、プロバイダ ASAHIネットから唯一無二のIPアドレスが割り当てられています。
そのIPアドレスとドメイン名との読み替えを、「Dynamic DO!.jp」が提供する無料サブドメインサービスを利用して実現しています。

≪ネットワーク≫
我が家のネットワークは以下の通りです。参考までに掲載します。

なお、ご覧いただくためには、Acrobat Reader が必要です。
ダウンロードはこちらから。 

我が家のネットワーク

≪ソフトウェア≫
自宅サーバーのソフトウェア構成は以下のとおりです。

オペレーティングシステム
WWWサーバーソフト
FTPサーバーソフト
DynamicDNSサービス自動更新ソフト
ログ解析ソフト
電源管理ソフト
Windows XP Home Edition SP2
Apache HTTP Server 2.2.6
TinyFTPDaemon
DynamicDNS Client DiCE
Webalizer
WinDownList

以上の環境で、映像(動画)配信の「自宅サーバー」は稼動しています。

次は、「自宅サーバーの運用」について紹介します。

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