鎌倉・古寺探訪(2)

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一年ぶりの鎌倉・寺めぐり

一年前(2006.12.18)、息子嫁の父親と鎌倉の古寺を巡った。
また行きましょうの約束が、お互いの都合が折り合わず、延び延びになっていたのがようやく実現したのだ。
天気は前回のように、快晴・無風とはゆかないが、まずまずの日和となった。
9時に北鎌倉駅前で落ち会った。

今日のルートは
  円覚寺 → 東慶寺 → 浄智寺 → 明月院 → 建長寺 → 円応寺

円覚寺

円覚寺は、臨済宗・禅宗のお寺である。
至徳3(1386)年7月10日、足利義満が中国にならい取り入れた「五山の制」を決定した。
京都五山、鎌倉五山といわれるお寺の位置づけである。
円覚寺は鎌倉五山第二位のお寺である。

山門に入る前に、おばあさんが「古都鎌倉てくてくまっぷ」を売っていた。
さっそくゲットする。(200円)
今日のコースを「てくてくマップ」で。



「お参りご苦労様。お賽銭にどうぞ」と、おばあさんが我々二人に10円ずつキャッシュバックしてくれた。

紅葉は数日遅かったかなぁ、という感じだ。



東慶寺

東慶寺略誌より
  開山は北条時宗夫人覚山尼。
  弘安8(1285)年開創。
  明治に至るまで男子禁制の尼寺で、駆け込み寺また縁切り寺として
  あまたの女人を救済した。

花の寺としても有名であるが、12月のこの時期は銀杏の絨毯くらい。
奥が深い境内で、鎌倉独特の苔むした岩肌が続く。
落ち着ける雰囲気である。



浄智寺

浄智寺は鎌倉五山第四位のお寺である。
ここの境内も奥が深い。
たくさんのカメラマンが銀杏を被写体にして、シャッターを押していた。



また浄智寺には、鎌倉・江ノ島七福神の布袋尊(ほていそん)が祀られている。
下のサムネイルをクリックすると、鎌倉・江ノ島七福神のパンフレットが参照できます。
なお、ご覧いただくためには、Acrobat Reader が必要です。
ダウンロードはこちらから。 

七福神

明月院

紫陽花(あじさい)で有名な明月院。
この季節になるとさすがに参拝者も少ない。
ちょうど参道を掃除していたお寺の人に、あじさいの剪定について聞いてみた。
花が終わったころ、花の下、3節目の上を切るのだそうだ。
我が家のあじさいは、剪定しないのでどんどん大きくなっている。



建長寺

「天下禅林(てんかぜんりん)」
「人材を広く天下に求め育成する禅寺」の意
西の外門(北鎌倉側門)に掲げ、我が国最初の禅宗寺院で鎌倉五山第一位の建長寺を象徴する。



円応寺(えんのうじ)

円応寺は、閻魔大王(えんまだいおう)を本尊としている。
死ねば会うことになるので、挨拶をしておこう ということで参拝する。
本尊の閻魔大王座像(国重要文化財)は、仏師「運慶」作と伝えられる。
普通は怖い顔をしているのが閻魔様であるが、ここの閻魔様はどことなく笑っているように見える。
古来「笑い閻魔」とも呼ばれている。



今日は、六ヶ寺まわった。
前回のを含めると、十四ヶ寺まわったことになる。
鎌倉には、まだまだ由緒ある寺院が数多くある。
また、気候がよくなれば「古都鎌倉てくてくマップ」を持って歩きたいものだ。

合掌


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