ニュージーランド8日間の旅

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一日目(2006.02.11):

成田 18:30発のニュージーランド航空(NZ-090便)にて南島クライストチャーチへ。
11時間ほどのフライト。
直行便なので楽だが、やはり、熟睡はできない・・・

二日目(2006.02.12):

現地時間の朝9時半、クライストチャーチに到着。

日本との時差は+3時間。
日本が午前8:00のとき、ニュージーランドでは午前11:00。
毎年10月第1日曜〜3月第3日曜はサマータイム(デイライトセービング)となり、時計を1時間進めるので、時差も+4時間となる。

クライストチャーチは、「ガーデン・シティ」のニックネームをもつ、人口30万人のニュージーランド第三の都市。
この時期は「フラワーフェスティバル」が開催されており、各部門で優勝したフラワーガーデンが公開されている。
今日は、一日、市内観光。

●工場部門で優勝したサニタリウム会社のガーデン


●市の中心にあるクライストチャーチ大聖堂


●モナ・ヴェイル(市内を流れるエイヴォン川沿いの公園)


●クライストチャーチ植物園


三日目(2006.02.13):

クライストチャーチからクィンズタウンまで、バスによる600kmの大移動。

途中、広大な牧草地でのんびり草を食べる羊の大群と、水遣りのための超ロングなスプリンクラーにびっくり仰天。
ニュージーランドは、人口はわずか400万人足らず。 しかし、保有する羊の数は、なんと4000万頭とのことである。

途中、テカポ湖の「善き羊飼いの教会」に立ち寄る。
12月には湖のまわりが、ルピナス(昇藤)の花で埋め尽くされるそうだ。

●テカポ湖


プカキ湖では、トルコブルーの湖面のかなたに、「マウント・クック」を眺めることができた。
標高3,754mのマウント・クック(マオリ語で「アオラキ」。雲を突き抜ける山という意味)はサザンアルプスの最高峰。
マウント・クックの横には、全長約30kmにおよぶ巨大なタスマン氷河が横たわる。

●マウント・クック


今日・明日の宿泊地「クイーンズタウン」は、女王が住む町と言われるとおり、ワカティプ湖畔に広がる小さいが美しい町である。
ゴンドラで「ボブズ・ヒル」の頂上に行くと、クイーンズタウンの夜景がロマンチックだった。

●クイーンズタウン


四日目(2006.02.14):

今日は、今回のツアーのメインイベントである「フィヨルドランド国立公園」観光。
往復で、やはり600kmほどを走ることになる。

途中で雨が降り出した。
この雨が「恵みの雨」になることを、予想だにしなかった。

ニュージーランド南島で最大の湖、テ・アナウ湖を経由し、氷河が削り取ったU字谷・エグリントン谷で一休み。
再び走り出したところで、雨上がりの虹が現れ歓声をあげる。
澄みきった水をたたえるミラー湖を散策。

●ミラー湖


純度の高い水が流れているモンキークリークでは、無料のおいしい水で喉の渇きを潤す。でも、飲みすぎは禁物!!

●モンキークリーク


1953年にやっと開通したホーマートンネルを抜けて、いよいよ、フィヨルドランド国立公園の中心に迫ってゆく。
幸運にも、少し前に降った雨が、氷河が削り取ったU字谷のいたるところを、一時的な「カスケード」の滝となり流れ落ちる、とても幻想的な景色を眺めることができた。

●カスケード


亜熱帯植物の林の中を散策し、急流による浸食で掘られた奇岩の滝キャムズを観光。
駐車場に野生のオウム・Kea(キーア/ケア)が出迎えてくれた。

●キャムズ


お昼ごろ、ミルフォード・サウンドに到着。
ミルフォード・サウンドでは、船内で昼食をとりながら2時間のクルージングを楽しむ。
外海のタスマン海との境界あたりまで進んでゆくが、境界近くになると大きく船体が揺れる。
残念ながら船はそこで引き返すルートである。一安心・・・
オットセイも歓迎してくれた。
恵みの雨のため、カスケードは細く繊細に、常設の滝はものすごい水量である。
迫力ある155mのスターリング滝では、船が水しぶきを浴びながら大接近する。
船内から大歓声があがった。
2時間のクルージングがあっという間に終わったという感覚であった。

●ミルフォード・サウンド・クルーズ




五日目(2006.02.15):

再び、クイーンズタウンからクライストチャーチにむけて 600kmの大移動。

朝一番にツアー・オプションの「カワラウ スロージェット」に乗船する。
乗客全員、黒いカッパを着用。ジェットボートが猛スピードで疾走し、ハミルトンターンと呼ばれるスピンをして急停止する。
眠気が一瞬で吹き飛び、ストレス発散になる。

●カワラウ スロージェット


「金鉱の街」として栄えていたことで有名な「アロータウン」を散策する。
別のツアーに紛れ込んで、砂金採りの実演も見てしまった。

バンジージャンプ発祥の地・カワラウ渓谷では、43m上の橋からジャンプする勇気ある人たち(3人)をタイミングよく見ることができた。
できることならば、一度経験してみたいものだ。

ワナカ湖畔のリゾートホテルでシーフードバイキングに舌鼓をうち、一路クライストチャーチに向う。

帰りもマウントクックは、はっきりと見ることができた。
トイレ休憩のプカキ湖では、ハリネズミに遭遇した。
野生動物がすぐ目の前までやってくるのは、いかにもニュージーランドらしい。

●ハリネズミ


六日目(2006.02.16):

ニュージーランド航空・ローカル線で北島・ロトルアに向う。
少しも高度が上がらず、すぐに着陸してしまった。
点検の必要があると言うことで、クライストチャーチに引き返してきたのだ。
25分遅れでロトルアに無事着陸。一安心・・・

●ロトルア行きのNZ5030便


ニュージーランドファームで羊の毛刈りと牧羊犬の活躍ぶりを見る。

●羊の毛刈り


絶滅寸前の動物の保護、人工孵化などを行っているレインボースプリングス(動物園)で、ニュージーランドの国鳥「飛べない鳥・キウイ」を見る。
見るといっても、暗闇のなかでうっすらと・・・。 写真撮影禁止!!

マオリ族の復元された村・テ・プイアで、迫力ある間欠泉を見る。
伝統工芸の木彫りの工房も見学。木彫りのお面をお土産に買った。

●テ・プイア


夕食は、ホテルで。マオリのショーを楽しみながら、伝統料理・ハンギディナーに舌鼓をうつ。

●マオリ族


七日目(2006.02.17):

現地での最終日。バスで、ロトルアからオークランドにむかう。

途中、ワイトモ鍾乳洞で「土ボタル」を見学する。
鍾乳洞内のホールで、ガイドさんの指揮で、ツアーメンバー全員で合唱する。
声が反響し、なんか、歌がうまくなった気分だ。
鍾乳洞の中を船で進むと、真っ暗な天井に青白い光が、まるで満天の星空のように見える。
土ボタルの正体は、足の長い蚊のようなガガンボの幼虫。
この幼虫が鍾乳洞の天井や側壁にびっしりとへばり着き、エサをおびき寄せるために青白い光を発しているそうだ。
幻想的な時間であった。ここも撮影禁止。

●ワイトモ鍾乳洞


オークランド到着。

オークランドは人口100万人余を有するニュージーランド最大の都市。
かつては首都であったが、現在首都機能はウェリントンに移転している。
オークランドは別名「City of Sails(白帆の街)」と呼ばれ、人口あたりの船舶・ボート数は世界一である。

マウント・イーデンに登る。
登ると言ってもバスで、山頂の駐車場まで行ける。
ニュージーランドは元々火山島で、オークランド市街には50余りの死火山がある。
このマウント・イーデンもそのひとつ。
標高(196m)は大したことがないが、それでもオークランド市街と海とが一望できる。
すり鉢状の火山の火口は、いまでは牧草が生えている。牛の放牧が行われているらしい。

●マウント・イーデン


夜は、ツアーオプションの「オークランド・ナイトツアー」に参加する。
フェリーに乗船し、夕日を見ながら対岸に渡る。
ハーバーブリッジを渡って、南半球で一番高いスカイタワー(328m)に上る。
タワー内のカジノで一攫千金を試みるが敗退する。

●ナイトツアー




八日目(2006.02.18):

オークランド空港を 9:30 に出発。
成田空港に定刻 16:25 に到着。
預けた荷物とも無事対面することができた。
ツアーで懇意になった友人が、成田空港の駐車場に車を預けてあり、空港から自宅まで送ってくれた。楽チン。感謝!!

天候とツアーメンバーと添乗員さんに恵まれた楽しい旅行であった。


ニュージーランドについて、もっと知りたい方は
ニュージーランド政府観光局が運営している こちらのウェブサイト にどうぞ。


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