この紀行文は、帰省中(2010.01〜)に、パソコンのファイルを整理していて見つけました。
しげ爺が、旅行から帰って次の週に、思い出しながら書いたというコメントがありました。
7年近く、パソコンの中で眠っていたことになります。
しげ爺の旅の記録として、旅日記にアップしておくことにしました。
ここから本文。
おばさん(妻)の実感からすると、久し振りのリフレッシュ休暇旅行だそうです。
そう言われると、確かに去年は「腰痛リフレッシュ(2002.7)」でした。
一昨年は、我が家の「水周りのリフォーム」に着手(2001.10)したため、恒例の「紅葉の旅」は企画ができず、箱根ドライブでごまかしました。
その前の年は、勤続30年休暇で、はじめてのハンディビデオカメラを持って「北海道紅葉の旅(2000.10)」に行きました。
確かに、2年のブランクがあったことになります。
おばさん(妻)が欲求不満(?)を訴えるのも、わからないではありません。
今日から3日間、北海道・道央から道南(小樽・洞爺湖・大沼公園・函館)をめぐる旅が始まります。
≪第一日目≫(2003.10.14)
自宅から6:55のバスで金沢文庫駅に向けて出発しました。
京浜急行の快速に乗り、途中、京急蒲田で空港線に乗り換え、8:15ごろ羽田空港に到着です。
ツアーの集合時間が8:45なので楽勝です。
JAL511便で、9:35に羽田を飛び立ち、新千歳に定刻11:05に降り立ちました。
ツアー参加者は41名。
バスに乗り込み、道央自動車道をひとっ走り、一路、札幌に向かいました。
このツアーは第一日目はオプションで、「札幌散策」か「小樽散策」が選択できます。
我々は「あこがれの小樽」を選びました。
小樽到着が13:30。小樽出発が16:00。2時間あまりの滞在で大忙しです。
オプションについている「海鮮散らし寿司」を食べたあと、小樽駅前の「三角市場」に直行しました。
安くてうまい「タラバガニ」を仕入れるためです。
お店のおじさんが話の好きな人で、おばさん(妻)が拉致されてしまいました。
結局そのお店から宅急便で、息子のところと、自宅あてに「北海の幸」を直送することにしました。
※後日談ですが、確かに安くてうまい「北海の幸」でした。
予想以上に時間を使ってしまいました。
旧日銀小樽支店の前を通り、小樽運河で記念撮影をし、北一ガラスに向かいました。
おばさん(妻)の目標は、バスガイドさんが説明していたオルゴール堂前の喫茶店です。
ケーキ付きコーヒーで、コーヒー飲み放題のうえ、コーヒーカップとお皿が持ち帰れるということです。
集合場所の北一ガラス駐車場を通り過ごして喫茶店に直行です。
お目当てのコーヒーカップとお皿をゲットしました。
あと、集合時間まで30分を切りました。
大急ぎで北一ガラス3号館に入り、目の保養を行っただけで、結局タイムオーバーとなり、集合場所に向かうことになりました。
昼食オプションの海鮮散らし寿司が今一で、食べきれなかったので、このあとのホテルの夕食までにお腹が空くだろうとの予想で、おばさん(妻)が「ジャガイモバター」と「いかのテンプラ」を買ってきてくれました。
バスの中で、いい匂いをさせながら、二人でかぶりつきました。
これが北海道の味なのか!! おいしかった!!
※しかし、小樽は何だったのだ???
道央自動車道を引き返し、札幌散策のグループが待つ(17:00)札幌に向かいました。
札幌の中央通り公園・NHK前でツアーメンバーをピックアップしたあと、札幌時計台の前を通り(本当にあっと言う間)、藻岩山を右に見ながら、定山渓温泉街を通り、降雪時の道幅表示の矢印が点滅するだけの真っ暗闇の道をとおり、ニセコの日航アンヌプリに向かいます。
19:00過ぎにホテルに到着。
お決まりのバイキングの夕食をいただきました。
おばさん(妻)は、ホテルの売店で早速、友達へのみやげ物をゲットしていました。
温泉ではないようなので、しげ爺はお風呂もパスして、ビール1本で、早々に高鼾となりました。
≪第二日目≫(2003.10.15)
出発は、8:00の予定です。
おばさん(妻)は、今日も元気です。
心配した天気も上々で、ちょうどこのあたりの高さが紅葉真っ盛りです。
7:00の朝食前にホテルの周りを散策しました。
今日の行程は、
「ニセコ大湯沼(おおゆぬま)」「京極ふきだし公園(羊蹄山の麓)」「洞爺湖(サイロ見晴台)」「昭和新山」〜長万部〜「大沼公園」「函館山夜景」です。
昼食は長万部でかに市場のオプション、夕食は函館で毛ガニの予定です。
泊は、日航大沼プリンスホテルです。
今日の座席は運転手さんの後方、前から2列目の最高の位置でした。
バス前方の景色も、ビデオを少し望遠にすると、ばっちり撮影できる好位置です。
ホテルから20〜30分で「ニセコ大湯沼(おおゆぬま)」に到着しました。
硫黄の臭いが立ち込める、周囲100mほどの沼地です。
表面の温度は70℃くらいあるそうです。
「ニセコ大湯沼(おおゆぬま)」から走ること30分。羊蹄山の麓をぐるりと廻り、ニセコの町を通り、「京極ふきだし公園」に到着しました。
羊蹄山に積もった雪が溶けて地中に入り、ここに湧き出てきたものです。
日本百名水に選ばれており、地元の人だろうか、ポリタンクをいくつも用意して、せっせと湧き水を汲んでいました。
確かに、水道水とは違い、癖のないおいしい水でした。
「細菌も入っていませんから、ペットボトルに入れて持ってきてもいいですよ」とのバスガイドさんの説明があったので、おばさん(妻)は、朝、ホテルで入れてきたお茶を気前良く捨てて、名水をバスに持ち帰りました。
もう一つ、バスガイドさんの指示に素直に従い、コロッケを買って食べました。
これが北海道の味なのか!! おいしかった!!
ここでトラブル発生。
ここまで、機嫌よくシャッターが切れていた「デジカメ」が、レンズを突き出したまま、ご臨終となってしまいました。
電池切れのようです。
1時間ほど車中の人となり洞爺湖に到着です。
3年前に青く澄んだ摩周湖を見ているので、それ以上の感動はありませんでした。
はるか対岸に、これから向かう昭和新山が白い水蒸気を噴出しているのが遠望できます。
有珠山の噴火による災害から立ち直った「洞爺湖温泉」街を通って、昭和新山に向かいました。
途中、国道(何号線だったか)が溶岩で埋まり、封鎖されており、火山活動のすごさを目の当たりにしました。
バスガイドさんの話によると、昭和新山は私有地だったそうです。
畑地であったところがあっという間に山になってしまったということです。
地球は生きているというのを実感させられました。
デジカメ故障のため、ビデオより画像キャプチャ中です。 m(__)m
道央自動車道を一路、長万部へ。
本日の昼食会場「カニ市場」に向かいます。
北海道の「湘南」といわれる海岸線を走りましたが、ほとんど夢の中で記憶にございません。
長万部の「カニ市場」で、ほたて定食を食べ、一路、大沼公園に向かいました。
おばさん(妻)が期待するの紅葉スポットでしたが、1週間ほど早い感じで、しかも小雨交じりの天気のため、いまいちでした。
早々に、「大沼だんご」を手に入れてバスに引き返しました。
大沼だんごは、しょうゆとあんこ、しょうゆとゴマの味の二種類あり、二種類の味は箱の中で2つにわかれていて、大沼と小沼をあらわしているとのことです。そんな工夫が大沼だんごの魅力のひとつなのでしょう。
モーターボートによる大沼・小沼遊覧(@1,000.)を体験したツアー客もいましたが、感想は「怖かった〜」ということでした。乗らなくてよかった。
夕食の「毛がに御前」を目指して一路函館に向かいます。
「何だ、これは!」と言うのが第一印象でした。
かわいい子・毛がにが、しかも半分、料理の真中に、申し訳なさそうに配膳されていました。
とりあえず、平らげて、函館山からの百万ドルの夜景に向かます。
夜景は、最高でした。ちょうど雨もあがり、雨に洗われた函館の夜景が、本当にダイヤモンドをちりばめたようでした。
イカつり船の光が、目に痛いほどキラキラと輝いていました。
さぁ、あとは、日航大沼プリンスホテルで温泉に入り、休むだけです。
≪第三日目≫(2003.10.16)
今日はちょっと遅めの出発。といっても8:40ですが・・・
昨日、添乗員さんが「7時半出発のツアーが入っているので、7:20ごろになると朝食会場が空くと思います」と教えてくれたので、それまで、ホテルの近くを散策しました。
ホテルはゴルフ場も経営しており、グリーンをガードする池のまわりの楓が真っ赤に紅葉しており、凛とした冷気がとても気持ちよかった。
今日の行程は、「五稜郭公園」「トラピスチヌ修道院」をめぐり、函館空港から羽田に向かう予定です。
搭乗機はJLL546便、羽田着16:25の予定です。
しかし、函館 15:05のテイクオフはちょっともったいない気しますが、これが格安ツアーの宿命です。
なんと言っても参加費が、二泊三日で @29,800.ですから・・・。
昼食はトラピスチヌ修道院のすぐ近くの海鮮市場です。しかし、今日はツアーのオプションを頼まず、我々はフリーメニューとしてあります。楽しみです!!!
三日目のバス座席は後ろから3列目。
最後部のベンチシートが空いているので、バス後方をビデオに納めるには好都合のポジションです。
今日は天気もまずまずで、駒ケ岳が後方に見えます。
さっそくビデオで撮影しましたが、出来ばえはどうでしょうか???
五稜郭公園に向かいました。
ここで我々、しげ爺とおばさん(妻)は、ツアーの一行と行動を別にしました。
実は、息子から北海道限定の「キリンガラナ」を依頼されており、近くのコンビニをさがして疾走しました。
お酒のディスカウントのお店に飛び込み確認したところ、そのお店では扱っていないとのことです。
しかし、取り寄せて送ることはできるということです。
お願いすることにしましたが、卸店との連絡に時間がかかり、結局、五稜郭見物はパスとなってしまいました。
とりあえず、ソフトクリームだけはゲットして、次ぎの目的地であるトラピスチヌ修道院に向かいました。
トラピスチヌ修道院は、外回りを見学するだけでした。
それでも、おばさん(妻)は、しおりをおみやげとしてゲットしたようでした。
ここでも、ソフトクリームを食べることになりました。
信州の清里の修道院のもおいしかった記憶があるが、ここのも非常においしかった。
昼食のため、修道院からバスで5分くらいの距離にある「海鮮市場」に到着しました。
今日は事前に予約していないので、混雑具合がちょっと心配です。
奮発して、海鮮ラーメン(@1,300.-)を注文しました。ちょっと待ちましたが、余裕の時間で無事ラーメ
ンにありつくことができました。新鮮なカニ・ホタテ・イカ等がとてもおいしかった。
満足です。
函館空港に到着。
3日間お世話になった添乗員さん、バスガイドさん、運転手さんともお別れです。
ありがとうございました。
心配した天気もまずまずで、懸案の函館の夜景も見ることができ、息子の依頼のキリンガラナも手配でき、おばさん(妻)は孫のお土産を空港でゲットしたし、まあ、この値段ならば満足すべき結果でしょう。
機中の人になると、しげ爺・おばさん(妻)とも、すぐにぐっすりとお休みになりました。
函館山ロープウェイ のサイトはこちらから
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