製作のきっかけ：

義母が入院したので帰省した。
家内が実家の勝手口に「玄関台」を作って欲しいと言う。
勝手口の高さが 30cm ほどあり、高齢の義母が上り下りするのがつらそうだと言うのだ。
確かにそうだ。
一昨年、孫たちのために自宅に作った玄関台も、我々の年代になってくると便利さを感じる。
ここはひとつ、親孝行といこう。

製作過程：

自宅と違って材料探しから始まった。
９年前に亡くなった義父が遺した端材を物色した。
義父も日曜大工が好きだったようである。
手ごろな材料が見つかった。
大工道具は古いが、電動器具等は我が家より揃っていそうだ。

勝手口だが、玄関よりも利用頻度は高いようだ。
しかも、お年寄りの来客が多いらしい。
頑丈なつくりにする必要がある。
とはいえ、少しは見栄えも考慮する必要がある。

重要な仕様の一つは「蛇対策」である。
田舎の家なので、夏には、ひょっこり「蛇」の訪問を受けることがある。
蛇が入り込む「隙間」は厳禁である。

同時に手摺も付けることにした。
つかまるところがあると上り下りが楽だし安全でもある。
近くのＤＩＹセンタで物色すると、今月の特売商品が見つかった。
同じコーナーに「スベラーズ」の単品売りがあったのでこれも採用することにした。
取り付け場所は、石膏ボードのため、直接、取り付けることはできない。
特売の１×４材をゲットし、補強材として利用した。
やはりＤＩＹでなくては、この「ぴったり感」は出てこない。

完成した勝手口・玄関台は以下のとおり。





週末に外泊が許可されて帰宅した義母が喜んでくれた。
一人、悦に入っているしげ爺である。